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ニュース欄(新着情報)でも触れましたが、オリンピック金メダリスト・世界陸上金メダリストであるウサイン・ボルト選手が所属するチーム(ジャマイカ)へ渡り、本当にたくさんの選手たちを治療(鍼灸治療・マッサージ・ストレッチ他)してまいりました。

それはもう、貴重な体験というよりはジャマイカ(陸上)の強さの秘密を垣間見たと同時に、今後の医療(私個人)に大きく役立つような内容でした。

私は海外医療において世界各国へ飛び回っていますが、今回の移動は本当に大変でした。片道の移動時間(フライト含む)が約31時間、その間、飛行機のトラブルにも見舞われ、帰国する際には実に約34時間もの移動時間を要しました。海外でのトラブルやハプニングはつきもの。これも良い経験となりました。

さて、治療の方はというと、どの選手もフジカル面での強さが目立ち、特に目を引いたのがウサイン・ボルト選手ではなくヨハン・ブレイク選手(世界陸上金メダリスト・ロンドン五輪銀メダリスト)のそれでした。柔軟性、弾力性、関節可動域、バランスなど、どれを取っても群を抜いていました。

ボルト選手の監督でありコーチでもあるMr.ミルズともブレイク選手についてお話しましたが、ボルト選手の後継者として最も相応しい選手でした。まだ若いですし、彼ならボルト選手が作った世界記録を破るかもしれません。それくらい魅力のある肉体に映りました。その他の選手もダイヤモンドの原石に相応しいポテンシャルの持ち主で、ジャマイカ陸上界の層の厚さを感じられずにはいられませんでした。

ただ、気になったのが、股関節やハムストリングス、アキレス腱、大腿四頭筋を痛めている選手が多く、その原因が日本人選手のそれとは大きく違っていたということです。ここではジャマイカの選手たちの今後の戦いに影響しますので、その内容については触れませんが、私なりに得た原因と改善策を現地のスポーツドクター・トレーナーへ教えてきました。帰国後も逐一、連絡を取っていますが、私の改善策(治療・エクササイズ)を確実に実践されているようなので、それだけでも行った甲斐があったというものです。

ジャマイカのスポーツ界でも鍼治療はポピュラーで、殆どのアスリートが鍼灸師の治療を受けています。しかし、鍼灸師にはちょっとだけ違う観点に立って治療してほしいとも思いました。

どこどこのツボに鍼を打つ、どこどこの筋肉をマッサージして緩めるなど、確かにそれも治療形態として大事なことかもしれませんが、もっと細胞学(分子生物学/発生学などの基礎医学)に主眼をおいた治療をやっていただくと、より成果(効果)が発揮できると思います。

細胞の構造、細胞器官の働き、物質の体内におけるモデルチェンジを基本とし、さらにDNAレベルで細胞の働きや代謝を考え、DNAのミスぺリングやその修復についても研究してほしいですね。

そういう研究をプラスアルファすると、治療の幅が広がり、コンディショニングの維持・向上に何が必要なのか、そして血液データや栄養管理(三大栄養素・微量栄養素・ミネラル)も必須になってくる・・・など、自然とわかってくるはずです。

その他諸々、まだまだたくさんありますが、医療従事者とはこういった観点に立ってやることにより、ペイシェントにベストな状態を提供できると考えております。

私たち医療従事者(ドクター/鍼灸師/柔整師/整体師/マッサージ/美容鍼灸/エステ)は科学的根拠、治癒過程を細胞学的(基礎医学)にきちんと説明できて、はじめてプロフェッショナルとは呼べるのではないでしょうか。

P.S
6月にジャマイカで行われる国際レース(陸上選手権)の公認・スポーツトレーナーに任命され、再び、ジャマイカへ渡ることになりました。今度はウサイン・ボルト選手、ヨハン・ブレイク選手だけではなく、アサファ・パウエル選手(元世界記録保持者)、タイソン・ゲイ選手(ベルリン五輪銀メダリスト)、ジャスティン・ガトリン選手(世界陸上銀メダリスト)などが集う、国際レースのトレーナーとして行きますが、今ヒシヒシと重責とプレッシャーを感じているところです。

スマーツメディカル(株)グループ
溝口(スマーツメディカルCEO/SMARTS鍼灸整骨院院長/ Smarphinセラピスト)