8月9日は長崎に原爆が投下された日でした。当日の朝は、至るところでこのニュースが流れており、今年で69回目を迎えたそうです。69年が経過した今でも、多くの被爆者の方々が苦しまれています。映像を見るにあたり、胸が締めつけられる思いでした。日本で起きた悲惨な出来事なのに時間の経過とともにだんだんとその記憶が希薄になっているのが残念で仕方がありません。

私は小学校低学年の頃、伯父の結婚式の為、初めて長崎を訪れました。結婚式のついでにと被災地や記念館をまわり、小さいながらもすごく心が傷んだ覚えがあります。大人になった今、もう一度、長﨑へい行ってみたいというのもありますし、何よりも数少ない被爆体験者の話を聞いてみたいと思っています。現在、日本は憲法の第9条を改憲しようとしていますが、もっと若い人達が歴史を勉強し、正しいものは正しいと正論を示し、間違っているものには間違っていると異論を唱えるべきです。どうしたら若い世代が興味を持ち関心を深め、行動に移していかなければならないのか等、色々と考えさせられた一日となりました。

先日、溝口CEOから唐突に「アジアの経済事情をどう捉えているか?」という質問を受けました。私なりに掌握しているものを述べましたが、やはり経済事情も医療同様、本当に奥深いものがありますね。韓国の事情も一般的に論じられているものとは随分ち違いましたし、中国の事情もそうでした。簡単にいうと表の事情と裏の事情では信憑性(核心)に大きな差があるということです。世界総生産GDPに占めるアジアの割合は2050年までに50%を超えるとも言われています。

しかし、現在のアジアの若い世代は、大学を出ても職がない、いい給料をももらえない、そして治安が悪くなり、犯罪率が高くなっています。発展著しいと言われている中国でも、大学卒業後も職に就けずに劣悪な環境で共同生活を送っているアリ族、格安な地価の部屋を借りて暮らすネズミ族が社会問題になっています。受験戦争が凄まじく、大学進学率が90%を超えている韓国でも、88ウォン世代と呼ばれる、大卒でも多くが月収8万円程度の収入しか得られない事態が生まれているそうです。加えて韓国のメイン銀行の殆どが外資系の資本で固められており、国の依存率が約2割(国内総生産GDP)を超えているサムスン電子も50%以上が外資系に陣取られている状況だそうです。もはや、韓国主要企業とは言えませんよね。私達の日本もいつどうなるか見当すらつきにくい時代になっています。今はそういった将来を見据えて一歩一歩、確実に地固めをしていく必要があります(スマーツメディカルグループ総院長M)