いよいよ、ワールドカップ(サッカー)が開幕します。これからの約1ヵ月間、ほとんどの方が寝不足になられるのではないでしょうか。
先日、ワールドカップの特集をやっており、つい見入ってしまいました。そこで思ったことは、優秀な選手ほど生い立ちからスターの座を勝ちとるまで、苦難苦境の連続を乗り越え、普通の人よりも親離れが早いということです。今の若い人は本当に優しいです。しかし、打たれ強さがなく、芯が一本通っていないような気がします。これは親離れもそうですが、親がなかなか子離れできないというものも起因しているかと思います。
しかし、現在のスマーツメディカル(株)グループには現世代にないガッツやバーニングスピリットを持ったスタッフ(磨けば光る原石)が何人かいます。自分で言うのもなんですが、このスタッフたちがこのまま順調に育ってくれたら、末恐ろしい医療人になるでしょうね。私が何年もかかってできたことを、あっという間にクリアできそうな人材(人財)が揃いはじめました。私は単に数合わせ的なスタッフ集めはしたくありません。まず人格者として育て、その上で知識・技術を植え付けていき、打たれ強い医療人を育てていくというのが大前提です。そして、一人ひとり、地道にです。おこがましくも、あえて言わせていただくと今の親子関係は「本気で怒り、本気で悲しみ、本気で褒め、本気で喜び、本気で叱咤し、本気で激励する」といった、「本気」というものが抜けています。今の社会は個人も組織も競争が激化しており、自立だけでは生きぬいていくことが困難な時代になっています。自立プラス強さが要求されます。これからも、そういう時代に打ち勝つスタッフ作りに励んでいきたいと思っています。
最後にちょっとだけ介護の話を書かせていただきます。超高齢化社会となった現在、今や右を見ても左を見ても介護施設が乱立しています。確かに高齢者を介護する施設は必要ですし、非常に求められています。しかし、介護業務の現場に携わった殆どの人の身体がボロボロになっているという現状も知る必要があります。もっと、介護をする側のことも考えなければいけません。今後の介護施設の問題として、この問題は避けて通れないでしょう。いち早く、やる側の環境を整備していかないと人手不足という大きな問題に直面します(スマーツメディカル(株)グループ CEO兼総院長)