本当に悲しいニュースが飛び込んできました。世界最高のスポーツ医学の権威であったフランク・ジョーブ博士がお亡くなりになられました。医学界はもとより、スポーツ各界にとっても大きな損失です。私もお会いしたことがありますが、今でもあの歴史が刻まれた温かい手(神の手)の感触を忘れることができません。
ジョーブさんがつくられた病院(米国カリフォルニア州)には優秀なスタッフがたくさんいました。よく勉強し、よく研究し、医療というものに真摯に向き合っていました。本業のもと(元・基・素)、すなわち医療の真髄を追求(追及)していくスタッフを集め、最高の医療スタッフに育成していかなければならないと、改めて心に誓いました。そうでなければ、生命というものに真正面から向き合うことができません。
ジョーブさんが亡くなられたという一報を聞き、今までモヤモヤと燻っていたものが一気に弾けました。自分の理想、信じた道を曲げてはいけないと。いや、曲げません。私もジョーブさんのように、医療というものに真摯に向き合える本当の医療人を育成していきます。「千里の道も一歩から」であり「千万人にと雖も吾往かん」です。私のもとにも「本当の医療人になろうと」というスタッフがいます。ジョーブさん、今の私がどこまでやれるかはわかりませんが、天命を与えられている間、もう一度、自分自身の体にムチを打って、育成というものに全身全霊で打ち込んでいきます。努力、自力、活力を兼備したスタッフを育成できたら、最高ですね。
ジョーブさん、安らかにお眠りください。本当にお疲れました。そして、ありがとうございました(スマーツメディカルグループ 溝口CEO兼総院長)