フィギュアスケートの女子部門が終了し、浅田真央さんの競技生活(現役)にも終止符が打たれました。小さいころから注目され、そのプレッシャーたるものは相当なものだったと想像できます。

前回(ロンドン)のオリンピックでは銀メダルを獲得しましたが、周囲の期待はそれでは許すはずもなく、金メダルしか期待されていないような状況、プレッシャーの中での今回(ソチ)でした。このプレッシャーに打ち勝つためには、まず周囲の声に惑わされることなく、そしてライバル以上に自分に打ち勝たないと跳ね返すことができません。一流のプレッシャーには一流の者しかわからない苦しみと孤独感があるものです。

一流の人は自分の苦しみや努力は絶対に他人には見せないので、周囲の人には感じ得ることができない目に見えないプレッシャーと苦しみがあったことと存じます。その上で結果が求められ、それも普通の結果ではなく、最高の結果を出さなくてはなりません。

今回のオリンピックでは残念な結果となりましたが、スケートの人生よりもこれからの人生の方が遥かに長いのですから、きっとこの経験が生きると思います。そして、生きるという素晴らしい日々を堪能されることを心よりお祈り申し上げます。本当にお疲れ様でした。

私は、医療版の浅田真央さんを育成したいと思っています。今、そうなれるようなスタッフ(女性)がいます。今、その彼女は一念発起し、すべてを医療にかけようとしています。おそらく、4年後にはプロの鍼灸師としてデビューすることになるでしょう。私もその彼女が浅田真央さんのうようになれるよう、全身全霊で育成していきます。願わくば、将来、私の代わりに活躍してくれることを望んでいます。そうなれば、私はどんな状況になろうと、どこにいても、満足な自分で見ていられると思います。一つ、私の生き甲斐をもらったような気がします。ガンバレ、Y・S!!(スマーツメディカルグループ CEO兼総院長)