随分と秋らしくなってきました。秋といえば、「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「収穫の秋」と形容されるほど、何をやるにしても過ごしやすい季節、やりやすい環境です。私の秋も「収穫の秋だった」といえるよう、充実したものにしていきたいですね。

既報通り、来月には最も権威のある、そして世界No1である医療機関へ向けて渡米します。アメリカという国はスポーツ、格闘技、トレーニング、政治、経済、科学、医学、医療など、いつの時代においても「アメリカ発」という言葉がついてまわるくらい、オピニオンリーダーとして世界を牽引している最強国です。そのアメリカに携わること、アメリカで学ぶことが一種のステータス、キャリアアップにつながるような風潮がありますが、私はそれとは違う意識を持って渡米するつもりです。過去、医療研修において世界各国(アメリカ・ドイツ・イギリス・メキシコ・ロシア・韓国・シンガポールなど)を渡り歩き、アメリカという国が持つ凄さというものは十分承知しています。今、私が持っている医療技術もそういった世界各国のエッセンスが多分に含まれており、大いに役立っていることは否定できません。しかし、そこで培ったベースを自分なりにアレンジし、さらに日本に存在する”伝統医療”というエッセンスもシンクロしながら、毎日毎日必死に努力してきたという自負もあります。

過去、海外で医療研修した際は、「自分の知識や技術がどこまで通用するか」「世界レベルのスキルを身につけたい」という気持ちが全体を支配していましたが、今回は世界という最高の舞台で、「今まで寝る間も惜しんで、必死にやってきた。現在の自分のスキルでも十分渡り合える。アメリカだけではなく、日本にも世界に通用する素晴らしい技術が存在するんだ」という気持ちで挑もうと思っています。おこがましくも、まったく不安はありません。文字通り、私の「世界デビュー」ということになります。

今回の海外医療研修(技術交流)では、ロサンゼルス⇒サンタモニカ⇒ロングビーチ⇒サンディエゴ⇒メキシコというタイトなスケジュールが組まれていますが、それこそ秋の形容詞である「過ごしやすい季節」「やりやすい環境」を最大限に利用した有意義な旅にしたいと思っています。そして、この旅が次代の組織に何らかの形で残ってくれることが、私の一番の望みです(スマーツメディカルGr. 総院長)