私の夏は、とても「熱い夏」になっています。 フィーバー・・・といったところです。残暑が厳しい毎日ですが、「暑いけど、熱い夏にできなかった人」は、もう一度エンジン全開で、「暑い夏」を「熱い夏」へと変えていけるよう、リトライしてみるのもいいかもしれませんね。
なぜ、私が「熱い夏」になっているかというと、私は今までずっとスマーツメディカルグループの総院長として旗を振り、私一人が金看板となっていたというのが現状としてありました。これは運営しかりです。しかし、いつまでもこの体制が良いとは思っていませんでしたので、昨秋から今夏にかけて、有望な若手を中心に、将来を見据えた組織作りの一環として、「日本一厳しくした」といっても過言ではないくらいの指導(勉強・テスト・組織マネジメント他⇒教育)を続けてきました。
失敗しても失敗しても、けっして手を緩めることなく、それこそ地道に地道に、厳しく厳しく・・・です。そういった中、指導を受ける側のスタッフたちは当然のように、「悔しい思い」もしたことでしょう。「大きな恥」もかいたことでしょう。しかし、ずっと続けていくことで、スタッフたちに我慢(忍耐)するという精神的な体力が知らないうちについていきました。なぜ、我慢(忍耐)する力を先に必要としたのか。これには理由があります。「攻撃は最大の防御なり」という言葉がありますが、私は先ず、「守りの基本」がしっかりしておかないと、攻撃に幅を持たせることはできないと思っています。「守りありきの攻撃は、最大の防御なり」というのが私なりの見解であり、更に私の解釈では、「守りは基本(基礎)、攻撃は応用(進化)」ということになります。こういった私のプロジェクト(将来の組織作り)に対して、脇を固める中堅どころのスタッフも、だんだんとこの意味を理解し始め、若いスタッフを中心に、この数ヶ月間は成長の一途を辿っています。
組織作りという枠組みの中には、いくつかの大事なファクターがあります。それは「ルール」と「チームワーク」です。すごくありきたりな言葉でしょ? 私はオープン以来ずっとスタッフへ言い続けていることがあります。 「うちの会社にカリスマはいらない。ルールを作り、ルールを守り、そのルールありきの組織力(スタッフの力)で、運動体(企業)をまわしていかなければ継続することはできない」ということを、口を酸っぱくして言ってきました。突出した個人のパワーはたかが知れています。いくら個人のスーパーパワーを発揮したところで足し算にしかなりませんし、時間の経過とともにミスや失態が起きてきます。そして、何よりも個のパワーだけでは、「より斬新な発想や組織作り」ができません。
ルールというものを嫌がり、ルールというものを勘違いしている人がいますが、逆説的に言うと、実はこのルールが組織や個人を守り、組織力を最大限に発揮してくれるのです。この当たり前の理論を継続していくことで、最終的に「自主性」「個性」の発揮へとつながっていくのですが、ルールや組織力についていけない人は、段階を無視して一早く、「自主性」「個性」の発揮を求めていき、運動体の外側で活動し始めます。そういう人は組織論の観点から、運動体の中心に向かえば向かうほど「責任を負わされる」、「面倒くさいことをやらされる」ということを良く知っているのです。簡単に言うと、その方が組織としての「責任」や「面倒くさいもの」を持たされずに済み、楽だからです。終いにはどうなるかというと、「自分の持ち分だけやっていればいいだろう的」な発想・行動へと移っていくか、その組織(環境)から離れようとしていきます。いや、離れざるを得ないというのが正しいでしょう。そういう人の人生は、「万事、この繰り返し」ということが多いようです。
それは個人プレーの世界では通用しますが(私は個人プレーの世界でも通用しないと思いますが・・・)、組織というチームプレーではとても通用しません。なぜならば、先述した通り、組織には「チームワーク」が必要ですし、世の中自体がルールで出来ている社会だからです。それを嫌っていくと、「なんちゃってアウトロー」になるか、世の中の端のほうを綱渡りしていくしかないですよね。人間の存在、立場を大きく分けると、逃げるか、立ち向かうか、その場に立ちすくむかのいずれかです。はっきりいって、格好良く聞こえる「一匹狼」なんか存在しませんよということです。どこかでルールを破って、どこかで社会的秩序を無視していけば、どこかに存在しているかもしれませんが・・・(大体、狼は群れて生活するため、狼の世界でも一匹狼なんか存在しません)
しかし、世の中には必ず一定のルールが存在します。国一つとってもそうです。日本のルールがよその国で通用するかというと、そうではありません。日本では逮捕されない当たり前のルール・行動でも、よその国に行けば逮捕されるようなことはいっぱいあります。米国しかり、ドイツしかり、韓国しかりです。要するに、「郷に入ったら郷に従え」ということが生きるための基本スタンス(前提)になっているということです。その上で、「自分のやりたいことをやり、力を発揮し、満足していく」のであればいいのですが、それらを無視して自分の世界のルール(マイ ルール)で結果が出せたとしても、言い方を変えるとそれは、「反則行為」です。ルールという世界で生きているスポーツ選手でも同じことが言えます。きちんとルールを遵守した上での勝利者が真の勇者であり、それが当たり前の「正義」です。
国民の三大義務(日本国憲法第30条)である「納税の義務」「勤労の義務」「教育の義務」を遵守して生きていくことは国民として当然の義務ですよね? 義務は果たすべきために平等に振り分けられています。こういった当然の義務を国が放置した結果が、「乱れた現代社会」にまで堕落させてしまったのではないでしょうか。会社でも同じことが言えると思います。当たり前のこと(基本業務の徹底)が放置されていくと、どんどん違反者が増えていき、クオリティーの低下を招いてしまいます。現在、納税の義務を怠った人に対する調査が進んでいます。それも今までにないテンションで強化されています。私は非常に良いことだと思います。どんなに生活が苦しくても、どんなに納税の意義に不満を持っていたとしても、国のルールである以上、きちんと義務を果たしている人もいるわけですから。
下記の【スタッフの一言】を書いているスタッフは、将来、競馬のジョッキー(JRA)になるために、一生懸命トレーニングに励んでいます。この世界は特にルールが厳しいとして有名なスポーツです。レース前の検量では、体重が500gオーバーしただけでも騎乗できませんし、土日にあるレース前の金曜日には競馬場の調整ルームに宿泊し、そこに入ったら、携帯電話はもちろんのこと、外部情報が取得できるものはすべてJRA側に預けることとなり、外部情報の一切が遮断されます。公正競馬をうたっている以上、当然と言えば当然かもしれませんが、レース以外にも物凄く厳しいルールの中で生きていかなければいけない世界のようです。これも、「郷に入ったら郷に従え」という基本スタンスを遵守しなければ務まりません。ルールを「厳しく思っている人」や「面倒くさがっている人」には、どこかで何かが・・・、自分自身の中で何かが・・・、組織の中で何かが・・・あって、どこかで「逃げ」に入ったのが大きいのではないでしょうか。そして、その逃げが「いかに楽で、責任を果たさなくて良いか。面倒くさくないかを知った」がために・・・というのも原因の一つでしょうね。こういった場合の「逃げ」と「守り」は似て非なるものです。
ルールの厳しい競馬の世界で、真の地力があり、一番強い馬の勝ち方は、スタートからハナ(先頭)をきり、最後のゴールまで逃げて勝った馬だそうです。プロ野球など、他のスポーツもそうですが、ルールを厳守しながら闘い、最後まで追われる立場(逃げる)で勝ちきることが一番きついとのことです。本来、「逃げる、逃げ切る」ということは非常にきついもので、けっして楽なものではありません。同じ逃げ、逃げ切りでも、ルールを破れば楽になるでしょうが、ルールに基づいてやっていくのは責任をしょって戦って(闘って)いくわけですから、前者と後者では全くプロセスと価値が異なってきます。
トヨタ自動車の行動方針の中に、「ルールを守り誠意ある行動を行う」「チームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる」というものがありますが、世界一の企業に君臨したトヨタ自動車でさえも、この「ありきたりで当たり前な方針」を全スタッフが共有し、継続しています。指導者・組織に古い、新しいは関係なく、その指導者が素晴らしい組織(環境)を構築していく際、基本的なルールさえも守れない人間が存在すると、本当にきついんです。ルールの整備ができないと、チームワーク作りにも後手を踏んでしまう可能性があり、何より新しい指導者・組織のカラーを最大限に発揮できなくなります。それはトヨタ自動車しかり、巨人軍しかり、ACミランしかりです。
今、若い人の台頭、新しい組織(企業)風土など、徐々にではありますが、スマーツメディカル㈱は大きく変わりつつあります。私も頼もしい限りです。私はそういう「新しい風を吹き込み、風穴をあけようとしている人たち」を全面的にバックアップしていこうと思っています。それが年輪を増した世代、何十年も生きてきた人間がやるべきこと、若い人たちに対してへの伝承・継承の一つではないでしょうか(スマーツメディカルGr. 総院長)
【スタッフの一言】
SMARTS鍼灸整骨院:受付スタッフ勇将
こんにちは。
SMARTS鍼灸整骨院の勇将です。今日は僕の個人的な話をします。
SMARTS鍼灸整骨院やSmarphinに貼ってあるジョッキーを目指しているスタッフは僕のことです。
騎手を目指すので体重管理は仕事の一つとなります。僕は4月22日から減量していて、16㎏の減量に成功しました。
16㎏減量したと言っても、ご飯はいつも通りバクバク食べています。総院長の言った通りのトレーニングをやっていたので楽ちんです。
そして、乗馬もやっています。最初の頃は馬に乗ると「高いなあ」と思い、興奮していました。
乗馬ライセンスも取り、今は楽しんで騎乗しています。
憧れのジョッキーは武豊さんです。今年の日本ダービーでキズナという馬が勝った時は感動しました。
そして、そのキズナは10月6日にフランスで行われる凱旋門賞に武豊さんと挑戦します。
絶対に勝ってほしいです。
僕の好きな馬は年間無敗記録を樹立したテイエムオペラオーですが、 とにかく勝負根性が凄い馬です。
僕がジョッキーになった時は、その勝負根性を見習っていきたいと思っています。
あと数年後にはJRAのジョッキーになるべく頑張りますので、皆さん応援宜しくお願いします。
頑張ります!